「法政通信」法政大学通信教育 社会思想史第1回2設題

閲覧数364
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    社会思想史第1回2設題となっております。
    「社会契約論とはなにか」というテーマでリポートを作成せよ。

    丸写しは厳禁です。
    あくまでも参考程度でお願いいたします。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    社会契約論は、社会の起源を問う思想で社会がつくられるためと維持されるために最低限必要なルールは何かを問う思想でもある。また、人工物としての社会を誰がどうやって作ったか、その社会は何によって維持されるのかを問う思想である。
     ルソーは、自然状態から社会状態へ移行するのは問題ないとし、何らかの障害が発生して人々が自然状態に留まることが許されなくなったと想像してみようと述べているだけである。自然状態への移行に対する態度は、そこから導かれる国家理論そのものが性質を決定するのである。
     ホッブズの場合、自然状態論はリアルな状態描写であったが契約理論と事実上切れていたのである。リアルな状態描写から開始した理論は、「契約したのだから主権者に従わねばならない」という国家の教義のような義務論で終わってしまったのである.
     契約したのだから、契約していると見なせるのだから人民は、主権者に従うべきだという主張にほかならないのである。契約の意味を問い直すことで、そこから導かれるべき政治制度を正確に論じていくのである。一面では「現実をこう解釈すべきだ」と説き、他面では「現実をこう変革すべきだ」と説いたのである。...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。