2020年度 中大通教 中央大学通信教育部 心理学第1課題 記憶 A評価

閲覧数230
ダウンロード数0
履歴確認

イメージを作成中です。
資料の閲覧が長時間できない場合、ヘルプにお問い合わせください。

  • ページ数 : 0ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

まず、長期記憶とは「過去の経験や知識の貯蔵に係る記憶過程であり、日常における知識や経験を利用した活動を支えている」ものである(兵藤・緑川「心理学」94頁)。様々な種類の情報の永続的な貯蔵に関わる長期記憶は大きく、感覚・運動に対する記憶である「手続的記憶」とバランス感覚などに代表される「宣言的記憶」に分類される。「宣言的記憶」は、さらにいくつかに分類することができる。
1 「宣言的記憶」について
(1)一つ目に「エピソード記憶」とは、過去の個人の記憶である。エピソード記憶は時間や場所やその時に感じた感情という文脈を伴う。5H、すなわちいつ、どこで、誰が、何を、なぜと関連付けて覚えやすくなっている。ゆえに、普段は思い出さないような出来事でも、その場所に行くとふと思い出すことがある。このように覚えた時(符号化時)の文脈と、想起時の文脈が一致すると、より出来事の記憶の早期が成功する可能性が高くなり、そのことを「符号化特定性原理」と呼び、エピソード記憶の特性を表す現象であると考えられている。
(2)二つ目は「意味記憶」である。意味記憶はエピソード記憶に対し、文脈情報を持たない一般的な知識の貯蔵に...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。