明星大学 通信学部・心理学B 2単位目 WG1122
優評価を得たものです。 内容は参考までにお願いします。 以下対象年度・課題
2019年度~
【課題】
1.ジェームズ・ランゲ説とキャノン・バード説について説明しなさい。
2.臨床心理学におけるアセスメントのうち、質問紙法、投影法、行動アセスメントについて説明しなさい。
【課題】
1.ジェームズ・ランゲ説とキャノン・バード説について説明しなさい。
2.臨床心理学におけるアセスメントのうち、質問紙法、投影法、行動アセスメントについて説明しなさい。
1.喜び、不安、悲しみ、怒りなどは情動と呼ばれ、生活に明暗と色彩を与えている。しかし、この情動の定義は難しい。一般に情動とは感情と言う場合と違って、急激に起こる比較的強くかつ持続時間の短い感情で生理的覚醒と意識経験を伴い、しばしば行動として表出される生活体の状態であり、生活体を行動に駆り立てる動機づけの機能を持つ。環境内の多種多様な事象によって喚起され結果として行動もその事象に向けられる場合が多い。
①ジェームズ・ランゲ説
身体の変化の知覚が情動であると言う主張を行ったのが、アメリカの心理学の父・ジェームズである。「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しい」と、身体反応に対して感情反応が生じることを提唱した。
同じ頃デンマークの生理学者ランゲが身体変化に自律神経系の覚醒を加えたこれと類似の考えを明らかにしたため、ジェームズ・ランゲ説として知られるようになった。しかし情動のこの抹消起源説に従えば数ある情動経験...