設題1.保育現場に活用できるカウンセリングマインドについて記しなさい。
現在、保育や教育の現場では、カウンセリングが広く普及している。カウンセラーがカウンセリングを行う際の心情・態度はカウンセリングマインドと呼ばれ、その基本的な考え方は、傾聴を基本とした「無条件の肯定的配慮」「共感的理解」「自己一致」である。
こどもを取り巻く環境の変化に伴った問題が浮き彫りになってきている現代において、保育者はカウンセリングマインドを持つことにとどまらず、カウンセリングの専門的知識・技法を身に付けて個々のこどもに対応することが望まれており、カウンセリング技法を身に付けた保育者の育成や、保育現場へ専門職としての保育カウンセラー導入も急速に検討されている。そのため、保育者もコミュニケーションスキルとカウンセリングスキルを身に付けることが重要な課題となっている。
コミュニケーションスキルは、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションを用いて相手に安心を与える技法である。
言語的コミュニケーションとは、ことばを媒介としたやりとりが中心となる方法であり、手話や筆談も含まれる。言語的コミュニケ...