【合格レポート】一年次セミナー101 第1分冊

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    資料紹介

    再提出を経て合格となったレポートです。

    資料の原本内容

    1、はじめに
     通信教育で学んでいく際に大切なことは、大きく分けて二つある。まず、一つ目に“教育を学ぶ”ということだ。私は教員免許の取得が目的で通信教育をはじめた。きちんとレポートに課題に取り組み、スクーリングに出席し、より良い評価の優等生で卒業することだけが一番だと考えていた。しかし、一年次セミナーのテキストで学びを深めていくなかで、私自身の考え方に変化があった。自分自身のこれからの通信教育における学習態度と照らし合わせながら通信教育で学んでいく際に大切なことを述べていく。
    二つ目に、“知識の学びを深める”ということだ。知識にするまでには、知り得た知識を自分で応用し使えるようになり、それらの知識について答えを探しながら、考え深めていくことが“学習”という中で大切であると感じた。これら二つに焦点を当てながら考えていく。そして、これらの学びの際の必要な自分自身の学ぶ環境に合わせた単位取得までの自己管理能力について考えてみる。
    2、通信教育で学ぶ
    教員免許の取得、社会人になってからもう一度学びたい、など通信教育を始めた目的は人それぞれある。私の場合は教員免許の取得が目的で玉川大学での学びをスタートした。しかし、どんなに優秀な成績で卒表しても、実際に教員として教壇に立って授業をして、クラス運営ができなければいけない。目指している小学校教員は、中学校や高校に比べてクラスにいる時間が圧倒的に多い。現在では生徒同士のいじめからくる担任いじめや、学級崩壊は珍しくない。
    私も小学三年生で担任いじめと学級崩壊を実際に体験しているが、教員としては苦しい中にも学ぶこともたくさんある。しかし、学級崩壊が起こってしまったクラスでは授業も成り立たないため、一年間で勉強する量は決められているのにもかかわらず、授業ができる状態でなくなる。毎日、学校へ行っても友達と自由に過ごし、揉め事があるたびに話し合いが行われるような、机に座って勉強するということが少ない学校生活の一日が終わる。これでは、生徒にとって学校に通っている意味がなくなる。たった一日、一週間だとしても生徒にとっては大きく成長し様々なものを吸収する時間である。その瞬間を教師が大切にしなければならない。つまり、優秀な成績で卒業し、教員免許を持っていたとしても実際に授業をし、クラス運営ができるかどうかということが重要になってくるのだ。
    そのためには、“教育を学ぶ”ということを大切にしていきたい。このレポートのテキストである、通信教育学習ナビ(2014)でも“「教育」自体を学ぶ対象にしているかということ“と述べているように、教員になるために勉強するという一歩上の目的意識を持っていくことが大切だと考えられる。それは、”教育“自体を学ぶことによって、その物事に関心を向けることができ、さまざまな問題の解決への一助となるきっかけができると考えたからだ。
    その際に大切にしておきたい点が知識の学びを深めるということだ。通信教育学部で学ぶということは、自主学習の中で上辺だけの知識にならないように気を付けなければならない。学習を続ける過程で得た知識を理解し暗記しただけでは完全に自分の知識になったとは言えない。学びの中で様々な疑問や反と試行錯誤してく中で、知識の学びは深まっていく。自ら知識を吸収し応用できるようになればそれは知識を学んだといえる。よって、”教育“を知り、関心を持ち続けることを忘れずに知識の学びを深めていくことが大切であると言える。
    3、玉川大学で学ぶということ
     玉川大学の教育“全人教育”がある。これらは玉川大学の学生として学んでいるからにはきちんと理解しておかなければならない一つである。
    通信教育学習ナビ(2014)より、「全人教育が掲げる理想的な人間とは“他人のために尽くす人間”のこと」とある。理想はこのようなものであるが、教育や育成は他人のために尽くすことそのものである感じる。例えば顧問の先生が、生徒たちが勝てるように全力でサポートする。たくさんの人から好かれたいという自己愛であるかもしれないが、私には一瞬でも他人のために生きている瞬間だと見える。また、教員になることができたときには、生徒たちのためにしなくてならないことがたくさん出てくる。それらを、“やらなければならないこと”とみるか、生徒たちに“してあげたいこと”と思えるかの違いであると感じる。生徒のためにという想いで教員をするためにも、それらの人格形成に必要なのが全人教育であるとも思う。
     全人教育を理解し、人のために尽くせるような人格形成を玉川大学の学生として学びの課程で身に付け、卒業していくことだ。それらは将来社会に出て世の中の役に立つときのベースになるものであるから大切にしたい。
    4、単位取得までの自己管理能力、タイムマネジメント
    通信教育では、自己管理能力を身に付けることも重要になる。これは、教員にだけ言えることではなく社会人として働くときに必要になってくるものだ。とくに、通信教育で勉強している人にとって、自己管理能力はとても大きな力を発揮する。会社に通いながら勉強している人もいれば、私のように大学に通いながらの人もいる。私は今年の夏にはじめてスクーリングに参加したが事前課題を知らず、取り組まずに参加してしまった。社会人になってこのようなミスは周りに迷惑をかけることだけでなく許されないことであり、自己管理がなっていなかった。何事にも順序があると言うように、スクーリングを受けるなら申し込みや事前課題をした上で、スクーリングの受講をすべきであると学んだ。また、自由があれば責任も伴ってくるように、通信教育ナビに書いてあるような失敗は犯さないためにも、自己管理ないと感じた。
    そして、通信教育では平等にある二十四時間の生活の中で人よりも時間を作り出して取り組まなければならない。その上で時間の管理が重要である。十分な時間を取れない通信教育での学習は、逆を言えば好きな時間、好きな場所で進めることが可能だ。よって、隙間時間の活用、無駄な時間の排除によって時間を作りだしていくことが私の実行したい時間管理法、タイムマネジメントである。また、同時に物事の効率化や優先順位の付け方も上手く出来るようになる。
    通信教育で学んでいくときに、タイムマネジメントを身に付けきちんと自己管理すべきである。それらを身に付けるのに、テキスト学習、スクーリングでの準備・計画・実行・評価の流れを上手に自分に落とし込み、通信教育でより充実した深い学びをすることが大切である。
    参考文献
    1)石井一成(2011)『大学生のためのレポート・論文の書き方』ナツメ社

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