このレポートは、聖徳大学通信教育課程・科目「ソーシャルワークの理論と方法Ⅱ」にて、すでに合格をいただいたものです。
〈課題名〉
障害者の地域生活上の課題を取り上げ、解消のための地域組織化や社会資源の開発等について述べなさい。
〈評価〉
A
〈講評〉
地域アセスメントの重要性、当事者のニーズ把握といった点についてしっかりと理解されており、ソーシャルワーカーに期待される役割と絡めつつ、うまくまとめています。さらに欲をいえば、地域組織化やボランティアの育成などについて、もう一歩具体的な記述があると一層、レポートとしての完成度が上がります。
〈参考文献〉
「参考文献」
一般社団法人日本ソーシャル教育学校連盟編『ソーシャルワークの理論と方法(共通科目)』
荘村明彦
中央法規出版㈱
2021年2月1日発行
さまざまな人間が共同生活を送る日本。昔は障害を持った人は人前には出ず隠れて生活をしてきたなんて話を高齢者から聞くことがある。現在では、コンビニやスーパーなど街を歩けば障害を持った人とすれ違うことは多々ある。それは地域の皆さんの見守りが行き届く社会になったからではないでしょうか。 障害者が地域で暮らすためには、住まいの確保、生活の支援、就労等の支援、社会への参加が必要だと考える。そこで活躍するのがソーシャルワーカーである。ソーシャルワークは、「利用者(クライエント)とソーシャルワーカーとの参加と協議のもと、利用者の自己決定過程を最大限尊重したうえで、利用者自らが、生活上の課題解決、社会的機能の改...