児童福祉 児童観の変遷

閲覧数6,018
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     子どもは、近代以降になってから社会的に「子ども」と言う地位を与えられた。古代・中世社会では、大人は児童を破棄しても、殺しても咎めを受けることはなく、児童は「大人の従属物」でしかなかった。近代社会でも、児童は「労働力としての児童」であり、働き手という意味で「小さな大人」であり続けた。日本の古代の社会は、血縁関係を基礎とした氏族社会であり、原始共産制であった。そこでの福祉的なかかわりとして、血縁に基づいた連帯感によって相互扶助が行われていたが、自然条件に左右される生産力の弱い社会であったため、社会的弱者である子どもは売られたり、時には殺されたりした。特に虚弱児や病児などは自然淘汰された。室町時代...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。