「相談援助演習第2版」210ページ~214ページ「認知行動療法に関する相談援助演習」を読み、具体的支援内容、支援ポイントについて述べなさい。
参考文献
一般社団法人日本社会福祉士養成校協会[監修]長谷川、上野谷、白澤、中谷[編]「社会福祉士相談援助演習 第2版」中央法規
テキスト210ページ~214ページ「認知行動療法に関する相談援助演習」を読み、具体的支援内容、支援ポイントについて述べなさい。
本ケースでは、中途障害を抱えるAさんが大学で体験した出来事を元に、生活技能訓練(以下、SST)を通して自身の認知を改め適応行動が行えるようになった。このことから本ケースにおける、支援のポイントについて具体的に述べたい。
支援のポイントとしては2点あり、メンバーの関わりとソーシャルワーカーの役割である。
1点目はメンバーとの関わりを通してAさんの認知の歪みが修正されていった点である。Aさんは大学において車いすの車輪が石畳の溝にはまって30分間動けなかったことに関して、一度は通りかかった人に声をかけるものの対応してもらえなかったため、それを無視された、自分自身には関心がない、声をかけても迷惑に思われると認識していた。その結果、大学に行くのが怖くなり、大学に1回行っただけで家にいる状態が続いていた。
しかし、メンバーからの「迷惑だと思う人もいるけど、単に気づいていないだけの人もいるでしょ」「気になっても、言い出せない人もいるかもしれない」などの言葉により人に頼み...