聖徳大学通信教育部社会福祉学科社会福祉コース
医学一般Ⅱ 第2課題
評価「A」
課題内容:
老化に伴う身体・生理面の変化をふまえ、代表的な老年病2つを簡単に説明した上で、その治療・対応策について論ぜよ。
資料は参考程度にお使いいただき、丸写しはおやめいただくようお願いいたします。
老化に伴う身体・生理面の変化をふまえ、代表的な老年病2つを簡単に説明した上で、その治療・対応策について論ぜよ。
高齢になると、身体・生理面に様々な変化が見られるが、その代表的な変化の一つとして筋肉量の減少が挙げられる。
加齢とともに筋細胞は生後終生分裂をせず、運動によってサイズが大きくなるが、活動しないと小さくなって萎縮する。
あわせて、体重も減少する。通常、体重は男女ともに中年期にピークを迎えるが、以後、高齢期には徐々に減少するとされている。
更に、血管系にも変化が生じる。動脈の血管が固くなり、弾力性が失われ、血液を全身に送り出すときの圧が高まり、最高血圧が上昇する。
上述した加齢による筋肉量の減少に伴い、代表的な老年病の一つとして「フレイル」を発症してしまうケースがある。
フリード(Fried,L.P.)らの定義によれば、体重減少、疲労感、身体の活動性の低下、筋力低下、歩行速度の低下のうち、3つあてはまればフレイルと呼ばれる。
内閣府発表の高齢社会白書(令和2年)における65歳以上の介護が必要になった主な原因では、認知症、脳血管疾患に続き、高齢による衰弱(フレイル)...