【佛教大学】東北アジア史 説題(1)

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    資料紹介

    佛教大学通信教育課程《東北アジア史》の合格リポートです。

    リポート作成の参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    東北アジア史

    第1説題
    東北アジアにおける不平等条約体制の成立とその克服過程について論じなさい。 

    不平等条約とは何か。川島によれば、主権国家間の平等という原則に反した条約とされている。そして重要なのはその場合、二カ国間の関係が文明国と非文明国に分かれるということである。つまり文明国が文明国の基準に満たしてない国に条約を一方的に押し付けることで不平等条約は成立するのである。一般的には関税自主権の剥奪、領事裁判権の無効、片務的最恵国待遇などが不平等条約の主な内容とされている。そして東北アジア各国を非文明国として不平等条約を押し付けてきたのが列強である欧米諸国であった。不平等条約体制は彼らとの関係性から始まるのである。
    不平等条約の内容に入る前に東北アジアの国際情勢について言及しておきたい。不平等条約を締結する前、東北アジアにおける大きな枠組みとしての国際関係は中国を中心とした冊封・朝貢関係であった。この関係は条約関係とは全く別の国際関係である。それゆえ、不平等条約にせよ平等条約にせよ、欧米各国やアジア諸国とそれらを締結することは、新たな国家間の政治・貿易関係を結ぶことであったのである...

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