教育史
教育史(きょういくし)とは、教育の歴史、またはその学問。
日本の教育学の一部門である教育史学においては、一般に教育史を日本教育史・西洋教育史・その
他の地域の教育史に大別している。いずれも、歴史の初期における教育やしつけの形態から、学校
の誕生と発展、その法的な整備などまで含めた教育の制度、読み書き算盤から、音楽、弁論、武芸
などまでの教育の内容・方法、教育の思想などの歴史を含む。通常、教育学の世界で教育史という
と、教育の思想史をいうことが多いが、学校の歴史や、明治以降の学校制度史など、テーマと時代
を区切って語られることもある。
フランスの社会史のアナール学派の研究、また特にその代表者、フィリップ・アリエスの『子供の
誕生』(1960年刊)以来、教育の事象を社会史の中で捉えるという試みも多くなされるようになり
、教育史の内容や視点も大きく変わってきた。例えば、出産と育児の歴史や教育観、しつけ観の歴
史なども研究されるようになってきている。
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