風景
風景(ふうけい)は、目に見える様子、景色のことである。類義語に景観、光景などが挙げられる
。絵画作品の題材や写真作品の題材にされたり、観光資源として活用される場合もある。
景観は客観的な景色、ランドスケープに用いて、主に都市など人工的なもの(用語例として「都市
景観」)、風景は主観的な景色、ランドスケープに用い、主に自然に対して(用語例として「自然
風景」)使われることが多い(ただし、盛り場風景、授業風景などの用例もある)。また、光景は
瞬間的なもの、景観・風景は持続的なものに使われることが多い。
現在では「景観」と「風景」はほとんど同じ意味で使われる。しかし近代合理主義的理解が支配的
だった頃は、「景観」は客観的に対象を記述するもので価他を含まないとされ、「風景」は逆に主
観的な情動で客観性に欠けるとされていた。今でも若干その傾向は残っており、風景は「原風景」
「風景美」のように、景観は文化的景観、歴史的景観、景観評価のように使われる。
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