微生物
微生物(びせいぶつ、英:
microorganismあるいはmicrobe)は、ヒトの肉眼ではその存在が判別できず、顕微鏡などを用い
ることで観察できる大きさの生物を指す。すべての単細胞生物は微生物として扱われるが、一部の
多細胞生物も微生物の範疇に入る(シアノバクテリアなど)。
地球上の生物は細菌、古細菌、真核生物の3つのドメインのいずれかに分類される。細菌および古
細菌はほとんどが単細胞生物であり、そして多細胞性を示す種も含めてすべてが微生物である。真
核生物も大部分は単細胞性(すなわち微生物)であり、微生物でないのは、植物界、動物界、そし
てストラメノパイルの系統群に属するごく限られた大型の多細胞生物だけである。
微生物を研究する学問分野を微生物学と言う。微生物はヒトの生活に古代より深い関わりをもって
いる。一部の微生物がヒトの体内で病原菌として作用する一方、食品の発酵、下水処理、土壌改善
、抗生物質、大気中の酸素など我々の生活の基盤には多数の微生物が直接・間接的に関与している
。
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