養子縁組
養子縁組(ようしえんぐみ)は、具体的な血縁関係とは無関係に人為的に親子関係を発生させるこ
とをいう。英語では "adoption"
といい(第2義)、日本語にもこれを音写した外来語「アダプション」「アドプション」がある。
この関係によって設定された親・子を、現代日本語では、それぞれに養親(ようしん)・養子(よ
うし)という。養子を性別で呼び分ける語は女性にだけあって養女(ようじょ)といい(第2義と
して)、男性を呼び分ける語は無い。養親子(ようしんし)は、養子縁組によって生じた親子の関
係を指し、また、養親と養子の総称でもあって、血縁に基づく親子を指す実親子(じつしんし、じ
っしんし)と対義語の関係にある。養親にあたる父と母は、それぞれに養父(ようふ)・養母(よ
うぼ)といい、合わせて養父母(ようふぼ)という。これは祖父母でも同じで、養孫縁組(ようま
ごえんくみ)・養祖父(ようそふ)・養祖母(ようそぼ)・養祖父母(ようそふぼ)という。また
、養子に行った先方の家は、養子先(ようしさき)といい、養家(ようか)、養方(ようかた)と
もいう。
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