図書・図書館史 第1回 八洲学園大学司書課程(2021年度秋期)

閲覧数919
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    八洲学園大学 図書館司書コース 図書・図書館史 2021年秋期 レポート評価B 最終成績は優でした。 このまま提出せず参考として使って下さい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    図書・図書館史

    ①記録メディアとしての「紙」の誕生・特性と図書の形態について(註1)
    製紙技術は中国で開発された。紙は105年に蔡倫によって発明された。彼は従来包装紙として使われていた紙を記録メディアとして製造法を確立させた人物として知られる。

    紙の特性としては、以下の5つがあげられる。
    ①原材料(麻のボロ切れ等)の入手が容易で再生が可能
    ②薄く軽量で携帯性に優れる
    ③丈夫で柔軟性があり、扱いやすい
    ④折ったり、畳んだりすることができ、加工が容易
    ⑤火や水に弱く、耐久性に欠ける

    紙の普及まで記録メディアとして使用されていた木簡や竹簡は嵩張って大量の記録を同時にする際には向かない。また、綴じて記録をひとまとめにするのはパーチメントでも可能であったが、この場合重く、実用的ではなかった。紙の場合はこれらの欠点を払拭できたと言える。しかし、紙にも⑤のような欠点があり、焚書・災害の際に火災で焼ける・消火の際の水で内容が解読不可になるほどの甚大な被害が及ぶことも知られている。

    図書の形態については、大きく以下の4つが挙げられる。(古い順)
    ①巻子本:紙を長く継ぎ合わせ、軸を芯にして巻きつけ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。