仏教大学通信教育課程の合格レポートになります。数年に一度設題が変わりますが、直近の設題に沿って書いてあるため、最新かと思われます。
S5462教育相談の理論及び方法第1設題
【設題】教師が行う教育相談(学校カウンセリング)の在り方(進め方)について述べなさい。
カウンセリングとは、人が日常を営む上で生じる悩みに対して相談や、指導を行うことを指す。1942年にロジャースが「カウンセリングと心理療法」に基づいて、これまでのカウンセリングと心理療法の壁を取り除くべきだと主張するまでは、カウンセリングを受ける人は心理的に健康な人であるとされていたが、決してそうではなく、心理的に健康でない人も中にはいて、その相談には心理的葛藤が存在するのではないかということもあり、カウンセリング対象者を「クライエント」と呼び、カウンセラーと対等の関係を保ちながら問題解決能力を獲得維持し、自分で意思決定ができるようにもさせた。またカウンセラーのような専門家でない人が本質的な意味でその人の人格を統合するための相談や助言であれば、これもまた「カウンセリング」と呼べる。ではカウンセリング対象者とはどのような人なのかというと、主に何らかのことで心理的に悩みを持つ人々のことを言う。
そしてこの悩みに応えることや相談を受けることがカウンセリングである...