2021年度合格レポートです
高血圧、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病のなかから興味のある疾患を一つ選び、その病気について
1どのような病気であるか(病態)
2どのような症状がみられるか(症状)
3治療に用いる薬物の薬理作用(作用機序)について
4治療に用いるお薬の副作用
5注意すること
などに分類整理して説明してください。
狭心症とは、何らかの原因で冠動脈の血流が悪くなり、心筋に供給される酸素や栄養が不足することで突然起こる。胸が強く締め付けられるような痛みや胸の圧迫感、動悸や息苦しさが特徴的な症状である。胸痛以外にも背中や肩、のどや奥歯に強い痛みが現れることがある。高齢者や糖尿病患者はこのような症状に気がつきにくいことがある。また、発作時以外に症状がないのも特徴である。
狭心症は、心筋の酸素需給バランスが崩れる原因によって大きく二つに分類される。
冠動脈の動脈硬化が進むと、血管壁にコレステロールのかたまりができ、内腔が狭くなる。そのため、酸素や栄養が心筋に供給されなくなり、発作が起こる。これを労作狭心症という。発作は、坂道や階段を上ったり走ったりしたときなど、体を動かしたと...