【明星大学】 PB1030 生活科 1単位目 2012年度~2018年度 履修登録者用

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    資料紹介

    2021年度合格
    【課題】
    1.生活科の意義について、生活科新設の背景への言及をまじえて検討せよ。
    2.生活科の学年目標の特色を述べよ。
    【参考・引用文献】
    『平成20年学習指導要領対応生活科の理論』高浦勝義・佐々井利夫共著(黎明書房)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1幼稚園や保育園等から小学校へ移行した時期の児童は、「未分化な発達状況」にある。教育をする上で、最も基礎的な読み、書き、算の能力の育成や生活をする上で必須の基本的な習慣や道徳的な心情を形成させ、生活で必要とされる基礎的な技能の育成を目指した。これらを当初、合同教科によって養うことを目指すこととしていたが、「未分化な発達状況」である児童の心身状態や発達状況を鑑みると、合科教科としての生活科が必要とされた。これが生活科新設の背景である。平成元年のことであった。
     教科目標は「具体的な活動や体験を通して、身近な生活に関わる見方、考え方を生かし、自立し生活を豊かにしていくための資質・能力の育成を目指す」とされており、特に、学校、家庭及び地域社会との生活に実際に関わることを通じて、自然の良さや大切さや自分の置かれた環境のよさに気づき、成長していくことである。他の教科との違いは、知識偏重型のではなく、児童が主体となって具体的な活動や体験を行うことが主であり特徴となる教科である。この活動や体験とは、児童に直接働きかける学習活動であり具体的には「見る、聞く、触れる、作る、探す、育てる、遊ぶ」であって、...

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