明星大学通信教育部 PB2130(2020年度~)初等算数教育法1単位目の合格レポートです。
[科目概要]
算数科教育の理論や内容、指導上の課題を幅広い視点から探究し、指導事例をもとに具体的に考察する。
[学習上の目標]
■科目の到達目標
算数科教育の本質について学び、算数科の目標や内容はどのような考えに基づいて構成されているのかについて理解することを通して、識見豊かな教員としての資質を身に付けることを目指す。
■科目の学習要点事項
1算数科の目標、内容、評価および算数科の指摘変遷
2学習指導要領に示された指導内容の各領域における今日的課題、目標など指導内容の系統
3数学的活動および、算数科で重視される数学的な考え方や数学的リテラシーの育成
4算数科における教材、教具、授業力を高めるための基礎的な指導法と発展的な指導
[参考文献]
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編 文部科学省 日本文教出版
[レポート課題]
1テキストの「数と計算」領域についての今日的課題を要約し、学習指導要領解説算数編(平成29年6月)の「A数と計算」における「数学的活動」の教材を1つ取り上げ、どのような活動を通して算数の何を学ばせるのかについて、具体例を挙げて説明しなさい。
2テキストの「数と計算」領域についての今日的課題を要約し、学習指導要領解説算数編(平成29年6月)の「B図形」における「数学的活動」の教材を1つ取り上げ、どのような活動を通して算数の何を学ばせるのかについて、具体例を挙げて説明しなさい。
1.「数と計算」領域についての今日的な課題は、計算の意味を理解すること、身に付けた知識や技能を実生活や学習等で活用することが十分にできていないこと、事柄や場面を数学的に解釈すること、数学的な見方や考え方を生かして問題を解決すること、また、自分の考えを数学的に表現することが挙げられる。これらのことを解決するために指導の改善が必要である。1つは、数学的活動を積極的に取り入れることである。もう1つは、日常生活や自然の中でどのような場面で学習した計算や考え方が使われているのか、新しく学ぶ計算やそこで用いられる考え方は既習事項のどの内容を使っているのかなど、関連で捉える指導法が充実させることである。教師自身が1学年から6学年までの各単元間の関連を理解しておく必要がある。そのための方法として、3~5人のグループをつくり、それぞれのグループで話し合いながら、学習内容間の関連を分析し、教育内容の関連を図に表す活動が効果的である。このように学習内容のつながりを理解し、なぜそう考えたのかを話し合うことで、深い理解や活用力、表現力を育成できる。
「数と計算」における「数学的活動」の教材として、第2学年のたし...