『発育期(乳児期、幼児期、学童期、青年期)の精神保健について、発達課題の視点から記述しなさい。』
評価:S
講評:発達課題について、エリクソンの説を中心として発達段階ごとにまとめられており、課題を適切に理解されているものと評価できます。各発達段階における、精神保健上のトピックについて、テキストではどのように書かれているかを押さえることが今後の学習のポイントとなります。
参考文献
『精神医学ハンドブック』山下格、日本評論社、2013.2
『新精神保健福祉士養成講座2 精神保健の課題と支援』日本精神保健福祉士養成校協会、中央法規、2015.2
『系統看護学講座 精神看護学1』外口玉子、医学書院、2004.2
※本レポートをそのまま提出しないで下さい。参考としてご覧下さい。自学に励まれている皆様のお役に立てれば幸いです。
第1課題 第1設題
エリクソンが提唱した発達課題に基づき、各々の段階で起こりやすい精神問題について以下に述べる。
エリクソンは乳児期の発達課題を「基本的信頼対不信」としている。母親或いはそれに順ずる養育者から十分な世話を受けることで、安心して人を信じることが出来るようになる。これはその後の子どもの成長の礎となる。この時期に起こりやすい問題として、養育者から十分な愛情が受けられず愛着形成がうまく出来ないことがあげられる。また、愛着をもった母親から無理に引き離されることにより分離不安を起こす。引き離された時間が長期になると徐々に泣かなくなり、感情障害を示す。これは場合によりその後の人格形成に影響...