人間形成論レポート
人間形成論の授業で一番に関心を持ったことは、心理的凍結という言葉です。心理的凍結になると、痩せている、無表情、笑わない事で子どもの言語発達などが進まなくなるそうです。これはホスピタリズム(乳児院や病院などで、子供が親から離されて集団のなかで保育され、一対一の情緒的な関係が希薄なときにおこる障害をいう)が主な原因だそうです。アタッチメントが満たされないと、子どもの発達に良い影響をしないそうです。
私が問題意識を持ったところは、心理的凍結が起こる事の恐ろしさです。無表情になるのは、外側からの刺激に対して上手く感じる事が出来ないという事なのではないでしょうか。例えば、周囲の人にからかわれた時、恥ずかしさ、苛立ち、小さな怒りなどを感じます。しかし心理的凍結が起こっている子どもにとっては、それらの負の感情は全て鈍い刺激にしか感じられないのではないかと思うのです。違う刺激なのに、よく分からないから周囲の動きが怖いし、どう反応したらいいか分からない。すごく混乱しているのに、その事に気づけない。頭の中がはっきりしなくて、世界が半透明に見えるのではないか、と思うのです。つらいのに、...