明星大学通信教育部、教育心理学2単位目の合格レポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。
◆課題
学習意欲(動機づけ)を支えるメカニズムに関する様々な理論に基づき、児童生徒の学習意欲を向上させるための教育実践の在り方について述べなさい。
◆講評
各理論について、教育実践についてポイントをおさえてまとめられています。
今回の内容に加えて、目標理論についても確認しておいてください。
学習意欲を支えるメカニズムについての様々な理論をまとめた上で、最後に児童生徒の学習意欲を向上させるための方法について述べていく。
まず始めに、マズローの欲求階層説によると、五段階に分けた欲求のうちの最も上位にくるものが「自己実現の欲求」とされており、この欲求に達するためには、その下の4つの欲求が満たされなければ、たどり着くことはできないという。つまり、自分の夢や目標を自らの意志で成し遂げようと主体的に考え、それを叶えたいという欲求を児童生徒に抱いてもらうためには、承認欲求や所属と愛情の欲求などが満たされる必要があり、それは本人だけでなく周りの人たちの適切な働きかけによって左右されるということを示している。つまり、ここで重要になることは、自己実現の欲求という最大の学習の動機づけを獲得するには、他の欲求が満たされなければならないということである。
次に、内発的動機づけと外発的動機づけについてであるが、内発的動機づけは学習や課題への取り組みそのものが目標となるような動機づけであることに対し、外発的動機づけは学習や課題への取り組みが報酬を得るための手段にすぎず、目標は別にあることである。
例...