2019~2022年度リポート課題です。
本文中の@は改行の意味で、修正し忘れです。
講評としては、「大変よくまとめられており、各事項の整理にとどまらず、それらが有機的につながりをもって理解されていることが分かりました」と頂いております。
学校教育相談は、学校という場、教育という活動の中にいる児童生徒を対象とし、児童生徒が学校という場や教育という活動で起こす問題を扱うことから、単なるカウンセリングや学校以外の諸機関での教育相談とは異なる。学校教育相談は、問題を持つ対象者の特質で役割が決まるのではなく、全ての児童生徒を対象とし、その発達を促進するものである。そして、児童生徒が自らその問題を解決できるようにし、その過程を通して問題解決能力や意思決定力、自分で行動する力を育成できるように援助する。これが学校教育相談の意義である。学校教育相談は、学校生活を送る児童生徒と教員にとって大事な業務であり、学校における基盤的な機能である。その組織的な遂行にあたっては、学校が一体となって対応できる校内体制の整備と、学校教育相談に対する教師の意識を高めることが必要になる。つまり学校教育相談は児童生徒の発達に焦点を置くものであり、彼らの全人的成長のためには学校内だけではなく様々な活動が協力・連携することが求められる。したがって、問題によっては学校外の関係諸機関の援助・協力、校務分掌による組織化や他の教師の協力も必要となる。
@そこで、求めら...