言語学概論 レポート2題セット 自分なりの考えでよくまとめてあります、との評価で受理されました。
第1設題
日本における社会方言を例をあげて説明しなさい。
緒言
このレポートは日本における社会方言について説明する。このレポートは、『入門ことばの科学』田中春美ほか
(大修館書店)を基礎にまとめたものである。
1.社会方言の種類について
方言とは、話し手の属性による言語の変種である。方言には地域方言、社会方言が含まれる。地域方言とは、
地域差に基づく言語変種である。社会方言(social dialect)とは、年齢、性差、職業、階級など社会的な要因によ
って区分される言語の変種である。
社会方言には、幼児語、若者言葉、役割語、集団語(ある集団に特徴的な言葉)、専門用語や暗語・隠語、位
相の差によるものが含まれる。下記に社会方言の各種の例についてまとめる。
① 幼児語
幼児期に使う特別な言いまわしのことばである。
(例)「おつむ(頭)」「まんま(食事・ごはん)」「わんわん(犬)」「ぽんぽん(お腹)」
② 若者言葉
主に若者が使っていることば。
(例)「チガカッタ(違っていた)」「チガクナイ(違わない)」「ナニゲニ(何気なく)」「サリゲニ(さりげなく)」「ヤッ
パ(...