精神障害者の地域生活支援に取り組む福祉施設の精神保健福祉士が担う役割についてまとめ、精神障害者の地域生活支援をより推進するために、ソーシャルワークとはどうあるべきか、自分の意見を述べなさい。
【参考文献・資料】
1.新・精神保健福祉士養成講座8 精神保健福祉援助実習指導・実習(第2版)
2.新・精神保健福祉士養成講座9 精神保健福祉援助演習(基礎・専門)(第2版)
3. 日本ソーシャルワーカー連盟 ソーシャルワーカーの倫理綱領
http://www.japsw.or.jp/syokai/rinri/sw.html
4. 日本精神保健福祉士協会 精神保健福祉士の倫理綱領
http://www.japsw.or.jp/syokai/rinri/japsw.htm
精神保健福祉士は、クライエントから生活上の相談や就職に関する相談、他資源の利用に関する相談などの幅広い相談を受ける。地域生活支援に取り組む福祉施設の精神保健福祉士が担う役割とは、大きく①援助者としてクライエントに安心の与えること、②資源調整やネットワーキングを行うことの2点が存在すると考える。これらをもとにソーシャルワークがどのようにあるべきかを以下に述べる。
まず、地域生活を送るクライエントに対して精神保健福祉士は、地域生活の維持や継続を支援するために、クライエントの満足感や幸福感、安心感につながるかかわりが求められる。そのため、クライエントの大切にしている生活様式や習慣、こだわりなどについ...