【概要】
2019年度 東京福祉大学 7420 生活のA(100~90点)判定レポートです。
【レポート設題】
幼児保育の基本と、教科「生活」の目標や内容との関連や連続について具体的に考察して述べよ。
【分量】
3062字(指定レポート用紙8枚弱)+参考文献
【評価担当教員からの所見(一部抜粋)】
このレポートでは、H29年改訂幼稚園教育要領を基に幼稚園教育の基本・幼稚園教育において育みたい資質能力・H29年告示学習指導要領の教科目標・学習内容・と続けてまとめてながら、幼児保育と生活科の関連連続性について述べ、設題に応えられています。
レポート作成の参考になれば幸いです。
「幼児保育の基本と、教科「生活」の目標や内容との関連や連続について具体的に考察して述べよ。」
遊びや生活を中心とする幼児保育と、教科学習を中心とする小学校教育の間には、大きな段差が存在する。平成29年告示の小学校学習指導要領解説第5章第2節には「幼児期の教育や中学年以降の学習との関わりを見通すこと」についての言及があるが、生活科はその段差を滑らかに接続する役割を期待されている。今回のレポートでは、幼児保育について、特に幼稚園教育のことを示しているものとする。その上で、前半は幼稚園教育及び、小学校教育での生活科におけるそれぞれの特徴について概観し、後半でその関連や連続性について述べることとする。
平成29年改訂の幼稚園教育要領第1章総則第1幼稚園教育の基本では、簡略化すると、1.幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開されるようにすること、2.遊びを通しての指導を中心とすること、3.幼児一人一人の特性に応じ、発達の課題に即した指導を行うようにすることといった3点が挙げられている。言い換えるならば、個人のレベルに応じて、清潔、食事、排泄、着衣、睡眠といって基本的な生活能力を...