<課題>
行動体力の構成要素から、子どもがいつ、どのような運動を行うことが望ましいのか考察せよ。
<講評>
簡潔に良くまとめています。
<参考・引用文献>
『子どもの体育指導のエッセンス』明星大学保健体育部会編(明星大学出版部、2018)p.157, 162-168
2021年度 明星大学通信教育学部 体育 1単位目の合格レポートです。
PB2080 体育 1単位目
<課題>
行動体力の構成要素から、子どもがいつ、どのような運動を行うことが望ましいのか考察せよ。
体力とは「ストレスに耐えて生を維持していくからだの防衛力と、積極的に身体を動かしていくからだの行動力」(猪飼、須藤1968)とされている。体力は「防衛体力」と「行動体力」に分けられ、防衛体力は、外界からの様々なストレスに対して対応していく身体的・精神的能力であり、健康を支える能力として重要な役割を果たしている。一方で行動体力は、様々な身体的活動を行うための基礎となる身体的・精神的能力であり、この体力を高めることにより、強いプレッシャーがかかる場面において「より強く、より速く、より巧みに」スポーツを行うことが可能となる。
行動体力は3つに分けられる。一つ目は、行動を調整する能力(調整力、柔軟性)である。身長の年間発育量が一定である幼児期〜小学校中学年は、神経型の急激な発育が見られるため、様々な運動やスポーツを遊びの中で楽しみながら経験し、動きづくりによって多様な動きを習得する時期である。そのため、力強さや持続する力を含めた様々な運動を、一人ひとりの子供たち...