<課題>
1. 教員養成の歴史について論述せよ。
2. 教職の専門性について論述せよ。
<講評>
1. 近年の動向について確認しておいて下さい。
2. 教職の専門性についてよく言及されています。
<参考・引用文献>『第二版教職入門−専門性の探求・実践力の練成−』青木秀雄編(明星大学出版部)
2021年度 明星大学通信教育学部 教職入門 1単位目の合格レポートです。
PA1040 教職入門 1単位目
<課題>
1. 教員養成の歴史について論述せよ。
2. 教職の専門性について論述せよ。
1. 明治政府は近代国家を目指すために推進した富国強兵のもと、1872年8月に「学制」を公布した。これにより、近代的な学校の開設をするため、教員養成を目的とする学校や制度が誕生し、学制が制定された同年に東京で師範学校が設置された。その後、各大学区に一校の師範学校が設置され、教員養成は広がっていった。1879年に「教育令」が公布されると、翌1880年には教育令が改正され、師範学校の設置を各府県に義務付けるようになった。1881年には「師範学校教育大網」が制定され、師範学校は、小学校初等科の教員を養成する初等師範学校、小学校初等科及び中等科教員は中等師範学校、小学各等科教員は高等師範学校に分かれ、それぞれの修業年数は1年、2年半、4年であった。
1885年には初代文部大臣として森有礼が選出され、翌1886年に森は「小学校令」、「中学校令」、「帝国大学令」、「師範学校令」、「諸学校通則」の5つの学校令を公布し、教育改革に取り組んだ。この師範学校令により、師範学校は「尋...