英語学概論(2021年度)最新版

閲覧数5,095
ダウンロード数75
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    2021年度、英語学概論の第1設題解答です。合格済み。参考までに。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①p. 60 実力問題A(2) 次の各ペアの表現の仕組みの違いを、trとlmを用いて説明しなさい。(a)「味噌漬け」と「わさび漬け」(b)「のり巻き」と「キュウリ巻き」
     認知言語学における図;tr(トランジェクター)と地;lm(ランドマーク)の観点から述べる。ルビンの杯(図地反転図形)を具体例にとると、この絵は向き合う人と杯のどちらにも見える。そこで、ある人は向き合う人の絵だと認識し、またある人は杯の絵だと認識する。向き合う人の絵だと認識した人にとっては、この絵における図は向き合う人で、それ以外の部分は地ということになる。このように、注目された部分、すなわち認知的に際立っている部分は、図と呼ばれ、残りの部分である地と区別される。一方が図となれば、他方は地となって背景に退く。すなわち両方を同時に見ることはできない。    
     人はある特定のスタンスおよび視点から、何かについて注目して事態を解釈する。そして我々は、この図を地(あるいは地の一部)と比較し、その差異を連続的に認知することで、事態全体を把握していくのである。
     では、(a)「味噌漬け」と「わさび漬け」の違いについて考える。「味...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。