【優】の高評価の合格レポートです。
○社会保障の概念の考察の参考に!
○イギリスと日本の社会保障の変遷の考察に!
○貧困観が個人原因から社会責任へどのように変わって
いったのかを考察しています。
東北福祉大学
(科目)社会保障論 CA4107
(課題)イギリスと日本の社会保障の歩みを概観し、貧困観の変遷や社会保険と公的扶助の統合の仕方に留意しつつ、社会保障の成立過程にみられた特徴をそれぞれ述べなさい。
社会保障論 2単位目
(課 題)
イギリスと日本の社会保障の歩みを概観し、貧困観の変遷や社会保険と公的扶助の統合の仕方に留意しつつ、社会保障の成立過程にみられた特徴をそれぞれ述べなさい。
(解 答)
はじめに、イギリスは早くから福祉政策がなされてきたイギリスの歩みをまとめていく。封建制度が崩壊していく16世紀、都市に流出した貧困者や浮浪者を救済する対策が求められ、エリザベス救貧法が成立した。働けない老人や障害者にお金を支給し救貧院(プアハウス)で保護し、一方働ける人には労役場で強制的に働かせた。公的扶助の原型であると言えるだろう。しかし、この法律の本来の目的は、貧困者を排除し、治安を維持することだったとも言われている。その後労役場での人員増加、不正受給の横行や、怠ける人がでるなどの問題から、労役場テスト法、ギルバート法、スピーナムランド制が行われたが、産業革命の進展とともに、労働能力のある貧民や、貧民税の増加が起こった。この対策として1834年、新救貧法が成立した。新救貧法では、救済の水準を全国均一とし在宅での救済を廃止し労役場での救済に限定した。さらに、劣等処遇(救済を受ける者は...