【優】の高評価の合格レポートです。
○社会保障の概念の参考に!
○社会保障の役割の考察の参考に!
○社会保険・公的扶助・社会福祉・公衆衛生を
簡潔に説明しています。
東北福祉大学
(科目)社会保障論 CA4107
(課題)私達の生活環境の変化を踏まえながら、社会保障をどのように理解したら良いか。そして、現代社会において社会保障(制度)が果たしている役割について述べなさい。
社会保障論 1単位目
(課 題)
私たちの生活環境の変化を踏まえながら、社会保障をどのように理解したらよいか。そして、現代社会において社会保障(制度)が果たしている役割について述べなさい。
(解 答)
これから、戦後の日本において、どのように社会保障制度が形成されたかを考察し、その上で社会保障の役割についてまとめる。
日本で本格的に社会保障制度の基礎が作られたのは、第二次世界大戦後である。当時戦後の混乱期においては、貧困に対する救貧と防貧が必要であったことは言うまでもない。日本の社会保障の変遷は、戦後に制度とし整備され、高度成長期で拡大、成長していった。1950年の社会保障制度審議会勧告は、日本の社会保障制度のあり方として有名である。これによると、疾病、負傷、分娩、廃疾、老齢、失業、多子などが困窮の原因であるとされ、これに対し、このリスクを保険や公の負担で予防し、さらに困窮に至った人へ対し国家扶助で救済するという二段構えで国民の生活を保障している。国民皆保険・国民皆年金が実現した後の1962年、社会保障制度審議会は、防貧により注力するため、低所得者層に対する手当や福祉施策が重視され...