国語科概論 第1設題 2024年 佛教大学通信 パターン2 受理
3200字程度指定
レポート作成の参考にご活用ください。
課題 テキストの内容を踏まえ、指定された章立て(第一設題の留意点に記載)に基づいて 国語科教育の内容と方法について論述しなさい。
【1章】 『小学校における「話すこと聞くこと」の指導のポイント』
話したり聞いたりすることは、生活上の基本的な言語活動である。どんな単語もほとんど無意識的に発音されている。文法についても同じで、動詞の語尾変化とか格助詞の使い方などを細かく意識して使うことは少ない。児童生徒は、就学前に文法上の規則を生活のなかで、ほとんど自然のうちに習得し、話しことばのなかでは無意識的に正しく使うことができるようになっている。
以下ではとりわけ、小学校1、2学年について述べていく。小学校低学年において「話すこと・聞くこと」の力を育てるためには、小学校学習指導要領解説国語編で、「知らせたいことを選び、事柄の順序を考えながら、相手に分かるように話すこと及び大事なことを落とさないようにしながら、興味を持って聞くこと」と記述されている。
「話すこと」では、話し手と聞き手が1対1となる活動を中心にして、活動経験を積み、その後、1対複数の活動へと広げていくことが重要であると考え...