日本大学通信教育部
2019~2022年度 リポート課題集
英語の「現在完了形」について,具体的な例文を提示しながら,その本質的意味,および,各用法の特徴を詳述しなさい。(通信教育部教材はもとより,参考文献に記載されている文献を必ず参照すること。なお,具体的な例文の提示のないものや,リポート用紙の最終ページに字数が達していないリポートは認めません。)
現在完了形 Perfect formは、「have+過去分詞」の形式をとり、過去の出来事
や状態が、何らかの形で現在とのつながりをもっていることを示すものである。
現在完了形は、過去の出来事と現在の出来事との関連の仕方を 2 種類に分け
られる。1 つは、過去の出来事が現在まで継続することによって現在と結びつい
ている「線」の場合であり、もう 1 つは、現在までの動作の完了を表すと共に、
その結果として現在どうなっているかを表す「点」の場合である。この 2 種類
はそれぞれをさらに 2 通りに区分することができ、現在完了形は合計 4 つの用
法を有していることが分かる。
以下の分類は、Quirk et al.(1985),Leech(20043),Declerck(1991b)に沿ったもの
である。
現在完了の 4 用法
1.「継続的」完了 ①「状態的」用法
②「習慣的用法」
2.「結果的」完了 ③「不定完了的」用法
A.「経験(=存在)的」用法
B.「完了的」用法
④「結果的」用法
(鳳書房『ことばの意味と使用』p.139 より引用)
<状態的用法>
状態的(...