教職の意義と教師の役割2

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    教育教師教職の意義と教師の役割

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    1.「教師」という仕事の大変さについて
     夏学期のこの授業や、特別授業における先生たちの話を聞いていて、私は「教師という職業は思っていた以上に大変なものである」というイメージをもつようになった。以前から自分が教師を目指しているということを言うと、周囲の人々から「今の先生は大変だよ」とか「仕事が大変な割に給料は安いよ」のように否定的なことを言われることが多かったので、私の中で何となくそのようなことは実感していた。当時は「どの仕事も大変なことはある」という程度にしか考えていなかったが、今回の機会で「教師の仕事は楽しいものである」というイメージよりも「教師の仕事は大変なものである」というイメージが少し強くなっていった。
     では、以前と比べて現在の教師という職業は、具体的にどのような点で大変になっているのだろうか。その中で、まずあげられるのが労働時間である。全日本教職員組合が2002年に行った「教職員の生活・勤務・健康に関する調査」によれば、教職員の仕事時間は持ち帰り仕事を含めて平日1日平均約11時間である。また、教師の1ヶ月の平均超勤時間は、80時間10分であり、「過労死ライン」と呼ばれる月...

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