2020年度から課題内容が変わりました。初等体育は、難易度が高く、レポートが再提出になる方が多いと聞きます。理系の要素を含む内容が多く、参考文献や引用文献を『何を選び、どう用いて、自分の考察へと導いていくのか』を参考にしていただけると幸いです。
課題1 『行動体力の構成要素から、子どもがいつ、どのような運動を行うことが望ましいのか考察せよ。(2020年度~)』
課題2『子ども達が運動技能を習得する仕組みとその指導方法について考察せよ。(2020年度~)
明星(通信)☆体育(初等)1・2単位目セット☆ 2020合格レポート
課題 1単位目
行動体力の構成要素から、子どもがいつ、どのような運動を行うことが望ましいのか考察せよ。(2020年度~)
講評
よく調べたうえで考察できています。
体力とは、『ストレスに耐えて生を維持していくからだの防御力と、積極的に身体を動かしていく、からだの行動力』であると、猪飼らは述べている。1)ここでは、行動体力の構成要素とされる、「行動を起こす能力」、「行動を持続させる能力」、「行動を調整する能力」の三要素と、子どもの発育・発達の特徴と関連させながら、どのような運動を行うことが望ましいかについて考えていく。
先ず、「行動を起こす能力(ここでは筋力を示す)」では、筋力がエネルギーを発揮することは、すべての運動の基本となる。小学校の体育教育では、「力試しの動き」、「力強い動き」として学習指導要領に示されている。小学校の体育教育で高めたい筋力はトレーニングマシンやダンベルなどを用いた、成人が行うような本格的な筋力トレーニングではなく、自分の体重や共に運動する仲間の体重を利用した動きによって十分身につけることが...