日本大学通信教育部 英米(英語)文学概説 分冊1(2019~2022年度)の合格レポート(講評未修正)です。
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日本大学通信教育部 2019~2022年度
英米文学概説・英語文学概説 分冊1 合格レポート
課題:
教材の第1章を読んで、著者が主張する“Vigour”の特質について、文学作品から引用しつつ、論述しなさい。
回答例:
文学は巧みに用いられた言葉である。言葉は普遍的な人間のひとつの営みであり、文には書き手の豊かな感受性と技巧が表れる。良い文章の原則は、簡潔、新鮮、正確、活力である。ここでは活力“vigour”の特質について述べる。
活力を有する文章とは、実際に話されている言葉を聞くような印象を与える文章を指す。俗語、会話、大声、手紙の一部などがそれである。その場合、ある国の言葉の固有の言い回しである慣用句が正しく用いられていることが多い。外国人にとって、慣用句は個々の単語を詠むだけでは想像することは難しい。その国の言葉独特な言い方であり、その国の言葉における個性の核なのである。
つまり、活力も話し言葉の慣用句の使い方に一致する。言葉というのは絶えず更新されるものであり、使われなくなった表現は慣用句として残らない。そこで、作品において、新しい表現に触れているかの様に親し...