設題:青年期の我が子を育てる際の親の留意点について述べよ。に関するレポートです。
指摘:親世代の心理的特徴について述べることができており非常に良い。本論で取り上げられた事象の背景について触れながら考察できていた点が良かった。との旨、指摘を受けました。
評価:A評価をいただきました。
参考資料としてご活用ください。
青年期の我が子を育てる際の親の留意点について述べよ。
【序論】近年、離婚や晩婚化、非婚化、就業不能といった現象が社会的問題として多く取り上げられる。これらの問題は日本の家族の在り方や社会の変化としてとらえ、なぜそのような変化が起きているのかを考えていく必要があると言える。結婚や就業といった人生における選択では、特に青年期におけるアイデンティティの確立が影響しているものと考えられる。青年期における12歳から20歳頃までの年代では、思春期を通して、身体の変化や男女の性差について意識し始めることで、初恋や恋愛といった性についての悩みを持つ。また、自分自身の将来を考え、職業や今後の生活について想像し、迷いながら人生について決定していく時期であると言える。青年期では、就業や結婚といった自らのアイデンティティを確立していく時期であるが、今回、それが現代社会に入り、どう変化しているのかをとらえると共に、その時期の子どもを育てる際の親の留意点について述べる。
【本論】青年期の子どもを持つ親は、40から50歳代くらいの中年期を迎えていることが多い。子どもが就職し経済的に自立することで、親の経済的に...