【課題】
1、1054と1953の最大公約数が31になることを、ユークリッドの互除法の幾何学的意味を踏まえ、図と式を用いて説明しなさい。
2、内包量である「速さ」はどのような外延量の商であるかを示した上でm平均の速さを例に、「量の加法性」が一般には成り立たないことを、具体的に説明しなさい。
【講評】
1、ユークリッドの互除法を表す5つのわり算の式が簡潔に書けています。p2の図は正しく書けています。辺の長さは手書きでも良いです。
2、具体的場面→図→式や文章による説明の順に論述すると良いでしょう。最後の結論は課題文と正対してきちんとまとめてください。
2020年に作成し一発で合格したレポートです。算数のレポートは難関と聞いていたので、先輩に協力してもらったので合格の評価はいただけましたが、講評の通り完璧ではなかったようです。講評の内容と合わせれば文句なしの内容になるかと思います。ぜひ参考にしてください。
(1) 1054と1953の最大公約数をユークリッドの互除法を踏まえて、図と式を用いて以下に説明する。
まず式で表すと以下の通りになる。
1953÷1054=1あまり899…①
1054÷899=1あまり155…②
899÷155=5あまり124…③
155÷124=1あまり31 …④
124÷31=4あまり0 …⑤
まず大きい方の数である1953をわられる数、1054をわる数としてわり算をして商1とあまり899を計算する。次に①の式でわる数であった1054をわられる数として①の式で出したあまり899でわって商1とあまり155を計算する。整除できるまでこの手順で計算を繰り返していく。上記...