【課題】
自分が志望する校種の児童・生徒を学習者(学年は任意に設定して良い)と想定し、道徳科で展開したい学習内容を構想せよ。
【講評】
教材設定から、ねらい、具体的な学習内容まで、構成できています。
おおよそ指導案を書くような課題内容であり、実践経験のない方ではなかなか書くことが難しい内容かと思われます。こちらも2020年に作成し、一発で合格したレポートです。ぜひご参考ください。
対象学年は3学年とする。
1.主題名 すなおな心・正直な心
2.ねらい 過ちは素直に改め、正直に明るい心で生活する心情を育てる。B(2)
3.教材名 六セント半のおつり ―リンカーンの話―出典:わたしたちの道徳(文部科学省)
4.主題設定の理由
(1)ねらいとする価値について
生活をするということは、必然的にあらゆる人間関係の中に身を置くということになる。人間関係の構築には人から信頼されることが必須であり、素直さや正直さとは信頼形成の第一歩であると言える。
何かしらの不都合が生じたときにその場しのぎで嘘をつくと、そのあと後ろめたい気持ちを引きずることとなり自分を苦しめる。そのような思いをしないようにするため、日ごろから誠実に正直に行動をすることにより、負の感情を抱かずに堂々と日常生活を送ることができるようになる。
(2)児童の実態
本学級の児童たちは、毎日のように嘘をついてはいけない、正直な心でいましょうと念頭に掲げながら学校生活を送っている。しかし、トラブルが起きたときに自分を守ろうと咄嗟に小さな嘘をついてしまうことがある。そのせいで話し合いになってもなかなか解決に至らず、教室...