【S評価】知覚・認知心理学I:聖徳大学通信心理部
第2課題第2設題
設問2:ヒューマンエラーの原因について、認知心理学の立場から体系的に説明せよ。この時に対象としているエラーの具体例を日常生活の中から適宜挙げながら論述すること。(1589文字)
※本レポートをそのまま提出しないで下さい。参考としてご覧下さい。自学に励まれている皆様のお役に立てれば幸いです。
知覚・認知心理学
第2課題 第2設題
設問2:ヒューマンエラーの原因について、認知心理学の立場から体系的に説
明せよ。この時に対象としているエラーの具体例を日常生活の中から適宜挙げ
ながら論述すること。(1589文字)
本レポートでは、ヒューマンエラーの原因について認知心理学の立場から体系的に説明
する。
ヒューマンエラーとは、錯覚が生じたりスキルや知識が不十分である場合に、意図せず
に人が犯してしまう失敗のことである。ノーマン(Norman,1981)は、エラーが認知過程の
どのタイミングで発生するかによってヒューマンエラーを分類しており、人が何をすべき
かの意図形成段階におけるものを「ミステイク」、行為を実行している段階におけるもの
を「スリップ」と、それぞれを定義している。また別の研究者はこれに加えて、実行段階
のエラーの中でも行為として表に出てくるものではなく、記憶の失敗のような内的な過程
で発生するものを「ラプス」と呼んでいる。例えば、昨今のコロナ禍において千名規模の
オフラインイベントを実施したとすると、イベント自体は計画通りに滞りなく実施できて
成功だったとしても...