現代日本における教育のあり方について
~軽視される徳育~
現在、日本の学力レベルは世界的に見てもかなりの高順位である。
英語能力が他の先進諸国に比べてやや低いと言う難点をもつものの、理系科目では他のそれを上回る。
この背景には日本語の文法要項と英語の文法要項がまったく別であると言う言語体系的な要素や、
明治以降の数学の発展の際10進法やメートル法など、国際水準である数量単位を用いた事などがある。
しかし、私は日本という国の教育は先進諸国において最低最悪の水準であるとの私見を述べる。
学力レベルこそ高いものの、それに伴うべきである道徳教育が全くなされていないからだ。
私は中学年の折、週休二日制の影響で月に2回、土曜日授業が廃止されたのだが、道徳の授業は土曜日にあり、それに対する補填は一切行われず、完全週休二日制に移行した後に弟や妹の時間割を見たのだが、そこに道徳の文字は存在すらしなかったのだ。
また、月に2回あった状況でも、その全てが他の科目の授業補填に使用され、有名無実化され、結局一度も道徳の授業が行われる事は無かった。
私はこれに激しい憤りを感じる。雑な言い方になるが、現代日本におい...