【日大通信】2019~2022年度課題 国語学概論 分冊1

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    「日本語学」
    日本語学は言語学の一分野である。日本語学は、音声学、語彙論、意味論、文法論、文字論などさまざまな下位分野に分かれている。これらの下位分野は、それぞれが異なる考え方を持っていることがあり、それぞれの考え方を理解することが重要である。言語のどういう側面を見るかによってそれぞれの下位分野があるが、これらはすべて日本語学の一部であり相互に関連していることを忘れてはならない。全体を関連付けて総合的に学ぶ必要性がある。日本語学全体を把握し、また関連分野にも知識を広げ、視野を広げていくことが大切である。千数百年の間に日本語はさまざまな歴史的変化を遂げてきた。これを日本語史という。日本語は、過去の歴史の上にあるものであるため、歴史的観点を無視することは良くない。そのため、日本語学全体を理解する際には、日本語史学を学ぶことも大切である。日本語学の中の現代語研究において、日本語教育や社会言語学、コンピュータ言語学や心理言語学などの、応用分野・関連分野との関係も重要である。今までの日本語学は狭い範囲に限定されていたが、それぞれの分野の壁を越えて学術的な研究が盛んになることがこれからの日本語学の...

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