(1)表見代表取締役の法的問題について
(2)株式会社が株主に剰余金の配当をするときに注意するべきこと
上記設題をそれぞれ約2,000字の、計4,000字でまとめた合格済みのレポートです。
ご自身のレポート作成にお役立てください。
会社法
(1)商社である X 株式会社の A 代表取締役は、海外出張が多く、多忙であったので、その職
務の内、対内業務の一部を B 取締役に、対外業務の一部を C 取締役に委ねました。これか
ら生じる法的問題を指摘して、それについて論じなさい。
(2)食品販売を事業目的とする Y 株式会社では、売り上げがアップしたので、株主に剰余金
を配当することにしました。Y 会社が剰余金を配当するときに注意すべき事項について論じ
なさい。
(1)
代表取締役は会社を代表し、会社の業務に関する一切の業務を裁判上、または裁判上以外
の行為をする権限を有する(会社法 394 条 2 項)。この内容は、代表取締役が対外的な関係に
おいて会社を代表し、その範囲が会社の業務のすべてに及ぶものと考えられている。以上
のことから会社は、代表取締役という代表機関を通して対外的な行為をし、代表取締役が
行った業務は会社が行った業務と解されるものである。対外的な業務のほかに対内的(社内
的)な業務があるが、この執行において代表取締役は、業務執行役員や使用人を統括し、会
社の業務が適切に行われるようにしなければな...