佛教大学 V5413 経済学概論 第1設題 リポート

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    資料紹介

    2020年度佛教大学通信教育課程合格リポートです。
    科目コードが違っていても設題が同じであればお役に立てると思います。あくまで参考程度になされますようお願い致します。

    設題:日本において、「土建国家」はどのような背景で成立し、どのようなメカニズムによって支えられていたのか、1)公共投資の観点 2)社会保障の観点から、具体的に説明せよ。

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    日本において、「土建国家」はどのような背景で成立し、どのようなメカニズムによって支えられていたのか、1)公共投資の観点 2)社会保障の観点から、具体的に説明せよ。

    土建国家とは、開発型税財政とも呼ばれ、公共投資と減税を政策の中核に据えた利益配分システムのことである。日本は公共事業によって雇用の機会を創出し、都市と地方の所得格差を是正するために公共投資を行ってきた。
    日本の財政運営に公共事業が登場したのは1920年代の原敬政権時代、財政政策に本格的に組み込まれたのは1931年12月の高橋是清蔵相の時代である。管理通貨制度への移行と大恐慌からの脱出が重なったため、予算を大幅に増額したのである。その後1945年の敗戦を機に、戦災からの復興や軍需産業から民需産業への転換等、公共事業は再び脚光を浴びる。さらに1946年以降は防衛関係予算の重要性が低下し、財源を公共事業に割り振ることが可能になった。
    高度経済成長期には、池田勇人の所得倍増計画によって、公共事業は企業の経済活動の基盤整備へと重点を移し、さらに必要とされた。池田の計画の一環として、太平洋ベルト地帯と呼ばれる工業地帯を形成する全国総合...

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