はじめに
近年、学校や教師等の教育に関する問題が毎日のようにマスコミに取り上げられている。内容は「いじめ」「指導力不足」「ゆとり教育」「履修漏れ」などさまざまである。そのなかでも「指導力不足」とはどういうことか。
教師とは生徒たちに教える・指導することが主な仕事のはずだ。昔から「教師は授業で勝負」という言葉があるように、教師は子供たちに新しい知識・技術を身につけさせ、生徒の学習ニーズにこたえる力(授業力)と創造力・感性を育てる力(人間力)が必要不可欠なはずだ。教師力とはこれらを合わせたものであると思う。
現在の学校(教師たち)には以前と比べると求められることは増えている。さらにベテラン教師たちの大量退職期を迎え、これから教師を目指すものにとってはいい時期かもしれない。しかし、教師に求められる質は確実に上がってきているのも事実である。
ここでは教師にとって必要不可欠な力である指導力、特に「授業力」に注目し、より良い授業をするためにはどうすればいいか、ということを生徒の目線・教師の目線から現状を把握し課題や問題点を今後どのようにしていくべきかを考え提案したい。
第一章 現状把握
第1節 一般論
1.教師とは
教師という職業は他の職業では味わえないくらいのやりがいと価値があるものだと思う。しかし、年々教師に対する期待、仕事の量が増え以前よりも多忙になってきているのが現実である。
教師と聞いたときにどんな仕事を思い浮かべるだろうか。
教師力
~より良い授業を求めて~
はじめに
近年、学校や教師等の教育に関する問題が毎日のようにマスコミに取り上げられている。内容は「いじめ」「指導力不足」「ゆとり教育」「履修漏れ」などさまざまである。そのなかでも「指導力不足」とはどういうことか。
教師とは生徒たちに教える・指導することが主な仕事のはずだ。昔から「教師は授業で勝負」という言葉があるように、教師は子供たちに新しい知識・技術を身につけさせ、生徒の学習ニーズにこたえる力(授業力)と創造力・感性を育てる力(人間力)が必要不可欠なはずだ。教師力とはこれらを合わせたものであると思う。
現在の学校(教師たち)には以前と比べると求められることは増えている。さらにベテラン教師たちの大量退職期を迎え、これから教師を目指すものにとってはいい時期かもしれない。しかし、教師に求められる質は確実に上がってきているのも事実である。
ここでは教師にとって必要不可欠な力である指導力、特に「授業力」に注目し、より良い授業をするためにはどうすればいいか、ということを生徒の目線・教師の目線から現状を把握し課題や問題点を今後どのようにしていくべきかを考え提案し...