2020年度姫路大学通信教育課程『特別支援論Ⅱ』設題2 合格済レポートです。
母国語や貧困の問題等により特別の教育的ニーズのある幼児、児童、生徒の学習上、生活上の困難に
対してどのような対応がなされているか。教育的ニーズとその対応の現況について、新聞や雑誌などの
掲載記事などを参考にして、具体的に述べなさい。※「貧困」を選択しました。
設題2
母国語や貧困の問題等により特別の教育的ニーズのある幼児、児童、生徒の学習上、生活上の困難に対してどのような対応がなされているか。教育的ニーズとその対応の現況について、新聞や雑誌などの掲載記事などを参考にして、具体的に述べなさい。
日本における子どもの貧困率は、2015年の時点で13.9%、ひとり親家庭の子どもにあたっては50.8%となり、先進国の中でも最悪な水準にある。貧困が子どもの成長に影響する経路はひとつではなく、低所得による栄養不足や子育て時間の不足、勉強場所の欠如などが子どもの健康や学力に影響してくる。
文部科学省が2017年度に実施した子どもの学力に関する調査では、世帯主の年収や親の学歴により4段階に区分したところ、全ての調査対象教科で学力テストの正答率に格差が発生していたことが明らかになっている。一般に親の収入が少ないと、子どもの学力が低くなるということは様々な調査によって明らかになっており、学習上の困難に対する対応には、以下のようなものが挙げられる。
文部科学省は、家庭における教育費負担を軽減する取り組みとして、幼児教育の無償化や学用品費などの支援、高校等段階...