佛教大学 T5414 社会学概論 第1設題 リポート

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    資料紹介

    ☆2023年度も「参考になった」とのお声を複数寄せていただきました☆
    2020年度佛教大学通信教育課程の合格リポートです。
    科目コードが違っていても設題が同じであればお役に立てると思います。あくまで参考程度になされますようお願い致します。

    設題:タルコット・パーソンズの社会学の性格について述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    タルコット・パーソンズの社会学の性格について述べよ。

    シカゴ学派の登場以来、アメリカ社会学は観察と調査に基礎を置く実証的研究を中心にして展開されてきた。第二次大戦後に世界の社会学を20年間リードした学者が現れた。パーソンズである。彼は既にあった社会システムという発想に社会学の科学性を高める契機を見出した。また、ウェーバーやデュルケムの学説と密接に関連しながら社会を行為のシステムと捉えた。パーソンズは行為を社会学の主題としたのである。行為システムは自己を存続及び発展させるために内部で機能要件を遂行する。そのためのシステム要素の配置状態を構造と呼ぶ。行為システム全体、行為システム内部の構造と機能を原理的・論理的に解明することがパーソンズの社会学である。
    パーソンズによると、人間は各々が自由に行為している。しかし、自由な行為のみでは社会の秩序は形成されない。自由な行為を許された人間の中には、他者に実力行使をもって自身の欲望を充足させる者も現れ得るからである。自由によって被害が発生しないようにする仕組みが社会には必要なのである。そこでパーソンズが重視したのが社会に共有された価値や規範であった...

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