特別活動についてのレポートです。
単位はA
『掃除で心は磨けるのか』
私たちは、学校の現場で今何が起こっているのかを理解しているのだろうか。道徳の教
科化、プログラミング教育、英語教育など新しい指導要領により多くの授業数が追加され
る。その環境の中で子どもたちの状況、教師の状況を知ることができる教材として、『掃除
で心は磨けるのか』をみていきたい。
愛知県の「便教会」では、教師自身が子どもたちと同じ目線に立って掃除することに意
味があるという。教師は子どもと接するときは対面での対応や関係機関と連絡を取り合う
ことが多い。だが、「生徒が荒れているとトイレが荒れる」という言葉がある。これには、
子どもたちが教師や人には言えない悩みやイライラをトイレで発散させていると考えられ
る。
教師がトイレ掃除をやるということは、このような子どもの荒れを読み取ることができ
る実践であると感じられる。
私が、このトイレ掃除の中で印象に残った部分は「学力の低い子でも、掃除なら能力に
違いはない。一五分間、無言で掃除をすることで自問自答し、成長することができるのだ」
(P,25)である。これは、無言で掃除をすることによって、子どもたちが自分で自...