2019年度姫路大学通信教育課程『看護学Ⅱ』合格済みレポートです。
「急性期の症状(頭痛・腹痛)の背景要因となる疾病と症状に対する支援・援助について述べなさい。」
設題1
急性期の症状(頭痛・腹痛)の背景要因となる疾病と症状に対する支援・援助について述べなさい。学校
においては腹痛・頭痛を訴え保健室に来室する子どもたちが多い。支援・援助の方法や疫病について記
述する。
1.腹痛
腹痛は生じるしくみから3つに分けることができる。1つ目は、内臓痛である。内臓痛は、管状の臓
器である胃・腸・胆嚢・尿管などが異常に収縮、伸展、拡張した時に痛みが発生する。痛みの部位は広
範囲にみられ、鈍く、間欠的な痛みである。悪心・嘔吐、冷汗などの自律神経症状を伴う。2つ目は、
体性痛である。体性痛は、原因となる臓器やその近くの腹膜に炎症が起こると痛みが発生する。痛みは
病変部位に一致、突き刺すような鋭い疼痛を特徴とし、持続性がある。さらに、体動・体位変化で痛み
が増強する。痛みの度合いがひどくなるとショック症状をあらわす。3つ目は、関連痛である。関連痛
は、痛みの原因となる部位とは別の、皮膚や筋肉から生じているように感じられる痛みのことである。
○腹痛に対する支援・援助
まず、全身状態の観察と問診により、食欲、吐き気、便の性状などを聞き、情報収集を行う。次に聴...