【日大通信】【2019〜2022年度課題】国際経済論 分冊2

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    資料紹介

    日大通信 国際経済論リポート分冊2の合格リポートです。
    リポートを書く際の参考・資料等にお使い頂き、内容の丸写しはやめてください。

    課題:次の中から1 問を選択し,番号に必ず〇印を付けて答えなさい。
    1  対外的な資本移動が完全に自由化されており,内外の金融資産が代替的であるときに,拡張的な財政政策を,国債発行など民間資金でファイナンスして実行したとき,変動相場制と固定相場制を採用している場合では経済効果はどのように異なるであろうか。できる限りグラフを用いて論述せよ。
    2  伝統的な「金本位制」と戦後のいわゆる「金・ドル本位制」の違いについて端的に説明し,比較検討しながら自身が考えたことを自由に論述せよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「金本位制」は金を通貨価値の基準とする制度である一方、「金・ドル本位制」は米ドルによって金の価値を保障する制度である。本リポートでは、双方の歴史を振り返りながら、主に外国為替相場と国際収支調整の面で制度を比較検討し、自身の考えを述べたい。

    まず、金本位制は1816年に英国で始まり、第一次世界大戦前に主要先進国で広く採用された。金1オンス当たり3ポンド17シリング9ペンスのように通貨価値が金に対して固定された制度である。通貨当局はこの法定平価での金とその国の通貨との無制限の兌換、及び個人による金輸出入の自由を認め、同制度を採用する国の通貨間の比率である外国為替相場は固定されることになった。仮に英国で金1オンス当たり5ポンド、米国では同20ドルであれば、英ポンドと米ドルの間の外国為替相場は1ポンド当たり4ドルになる。

    実際には金の輸送等に係る費用があるため、1ポンド4ドルに輸送等の費用を加えた水準を越えてドルの価値が下がると米国から金が輸出されるなど、金現送点の間に外国為替相場の動きは封じ込められていた。よって、最も典型的な固定為替相場制度といえる。

    国際収支調整の作用は、次のように...

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